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空堀川の環境 北風と太陽

2016-11-04 (Fri) 07:32

空堀川の高木3丁目、遊歩道の柵に2~3週間前からこんなパネルが掛けられた、東大和警察署からだ。2枚のパネルが並べられたこの辺りは確かにゴミの不法投棄が時折見受けられる、河原にも遊歩道脇にも。残念ながら、この近くに心無い輩が確かに存在するようだ。

以前に比べて、奈良橋5丁目、6丁目の遊歩道での「犬の落とし物」を見かけることが減ってきていて内心ホットしているこの頃ではあったが、ゴミの不法投棄は以前と変わらず続いている。さてこのパネル、効果を発揮してくれるといいのだが。

かって米国1の犯罪都市であったニューヨークが、地下鉄車両の落書きを消すことで、治安対策上の大きな成果(改善)を出したのは有名な話だ。小さな悪の放置が大きな犯罪につながるという割れ窓(ブロークンウィンドウ)理論が注目された。

不法投棄監視中のパネル1 不法投棄監視中の警告パネル
東大和警察署からの不法投棄監視中のパネル

以前からのパネル1 以前からのパネル2
空堀川の遊歩道、以前からのパネル(奈良橋5、6丁目)

割れ窓(ブロークンウィンドウ)理論とは、当時(1980年代)の米国・ラトガース大学のジョージ・ケリング教授(犯罪学者)が唱えたもの。後に、世界有数の犯罪都市アメリカ・NY市の治安対策に使われ、大きな効果をあげた。

ケリング教授が行った割れ窓(ブロークンウィンドウ)理論の実験は、
1..わざと車を放置する → 1週間、特に何も起きない。
2.フロントガラスを割った → すぐに部品が盗まれ始めた。
その後、窓ガラスが割られ、落書きされ、車は破壊 されてしまった。何もなかった1週間と、壊され始めた1週間。その違いは、窓ガラスを1つ割っただけ。

教授はこの割れ窓理論に基づき、NYの地下鉄の凶悪犯罪の抑制に、落書きを徹底的に消すことを提案する。落書きを放置している状態は、窓ガラスの割れた自動車と、同じであるとの考えからだ。

地下鉄治安崩壊の象徴ともいうべき落書きを、徹底的に掃除するということが、やがてNYの地下鉄の重犯罪事件を75%も減少させるという結果につながった。

その後、このアプローチはNY市警察にも導入され、NYでの落書き消し、歩行者の信号無視や空き缶の投げ捨てなど、軽犯罪の取り締まりを徹底的に行うことになる、ついには犯罪発生件数を大きく減少させることになった。

空堀川の不法投棄
放置状態の不法投棄・ゴミ袋

重犯罪を取り締まるという「北風」策より、地下鉄車両の落書き掃除という「太陽」策が治安対策上での大きな効果をあげた。空堀川でのゴミの不法投棄、もちろん放置はできない。ここでは遊歩道に沢山の花を植える...というのはどうだろうか。

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最終更新日 : 2016-11-08

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