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究極のまちおこし越後妻有

2015-09-13 (Sun) 11:04

新潟県の里山を舞台に、世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2015」、美術による地域再生を目指して、3年に1度開催(7/26~9/13)されている。開催期間終了間際の9月に訪ねた。

この芸術祭は、豪雪地・越後妻有(新潟県十日町・津南町)で過疎高齢化が進むなか、地域の元気を取り戻す取り組みとして2000年にスタートしていて、今年は第6回展となる。恒久的な美術作品200点を含む、約380作品が展開されている。

アートを道しるべに里山を巡る新しい旅となる、地域づくりの先進事例として、国内外から注目も集めている。その中からのいくつかを紹介しよう。

1.越後妻有 里山現代美術館[キナーレ] : 見て、触れて、感じるアート
「大地の芸術祭」の拠点施設のひとつ。今年は特別企画展「蔡國強 蓬莱山」が開催(7/26-9/27)されている。中庭の池に巨大な山(蓬莱山)が登場、島の周囲に沢山のわら細工が吊るされている。島には滝も流れていて、「雲」も漂う。

作品蓬莱山表 蓬莱山裏
中国を代表するアーティスト蔡國強の作品・蓬莱山 表と裏@現代美術館[キナーレ]

古代中国で仙人が住むと言われた東の海の島「蓬莱山」をメタファーに、島の周囲にわら細工。わら細工は地域の匠たちから学んだ藁細工の技をベースに、飛行機やヘリコプター、島、船、軍艦などが。これには、地域の小学生からお年寄りまでが参加して作りあげているという。

2.うぶすなの家 : 地元の味が楽しめる焼き物の美術館
2006年の「大地の芸術祭」で、築80年以上のかやぶき民家が、焼き物ミュージアム兼農家レストランに生まれ変わる。陶芸家の作った器で、地元の食材をふんだんに使ったランチが食べられる。食べた「うぶすな定食」(¥1,600)は好評。昼時で訪問客が一杯!

うぶすなの家全景 床の間にも作品
うぶすなの家の全景と床の間の作品・焼き物を曲げたオブジェ


3.まつだい「農舞台」の棚田と絵本と木の実の美術館
棚田はイリヤ&エミリヤ・カバコフの作品。伝統的な稲作の情景を詠んだテキストと、川の対岸の棚田に高さ3メートルほどの5つの稲作の彫刻が設置された。右から左に、田おこし、種まき、田植え、草刈り、収穫。農舞台内の展望台から見ると、詩と風景、彫刻作品が融合した形で現れる。(左下画像)

絵本と木の実の美術館は鉢&田島征三の作品。廃校になった真田小学校が舞台となっていて、実在する最後の生徒3人が主人公となり、空間を使った絵本のように構成されている。校舎中に配したオブジェは流木や木の実などの自然物に絵具を塗ったもので、入り口には水で動く巨大な鹿威し、これがロープで繋がっていて校舎内のオブジェの動く原動力となっている。

まつだい「農舞台」 絵本と木の実の美術館
まつだい「農舞台」の棚田と「絵本と木の実の美術館」


十日町市は新潟県の南部に位置し、市の中央を信濃川が流れ、十日町盆地とともに雄大な河岸段丘で形成されている。人口は約6万人 (2011年4月30日)、面積は589.9 km²。東大和市の人口(約8万6千人)と比較するとその約7割、面積(13.54 km²)では、約44倍となる。

こんな広大な土地に、文化による地域活性化とはどのようなものか、人と人、人と自然、地方と都市が交わる、そんな遠大な仕掛けをつくった「大地の芸術祭」、越後妻有アートトリエンナーレがあった。遅ればせながら、そんな仕掛け人(北川フラム)の著書を読んでみたい。

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最終更新日 : 2015-09-14

Comments







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地元の人たちも参加している芸術祭なんですね😊
2015-09-13-19:00 チハリン
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Re:

コメント、ありがとうございます。展示や会場の運営だけでなく様々な形で、地元の人たちも参加していますね。十日町のこのエリアは社会人大学(RSSC)時のアートチームが訪問した場所、今年は6期生OB全体での合宿地に選ばれました。ツアーは快適でした。Junpei
2015-09-14-19:53 Junpei
[ 返信 ]