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スマートコミュニティ稲毛を見学

2014-10-22 (Wed) 06:18

20日付日経で、特養老人ホームへの「待機老人」が大都市で増えているという。

20政令市と東京都の特別養護老人ホーム(特養)待機者数は、約12万人と全国にいる待機者の2割を占める。最も多かった札幌は6571人、次いで名古屋は6236人。東京都は4万3384人。都市部の高齢化は今後急速に進む。

そこで記事の本題に。新聞やテレビなどでも時々取り上げられている、シニア施設(スマートコミュニティ稲毛)を見学(15日)してきたので、その様子を少し報告しよう。

東京都の高齢化
政令市と東京都の高齢化(日経、10/20朝刊より)

スマートコミュニティ稲毛は、シニア向け分譲マンションをコミュニティ参加の会員権とともに購入するもので、入会資格の条件がある。
1.原則満50歳以上
2.自立した日常生活が可(同居者と一緒の場合、要介護3程度まで)
3.入会審査での承認(年金などでの月収が15万円/月程度以上)

入会に必要な初期費用は一人の場合190万円、二人の場合は285万円となっている。後は通常のマンション購入費用。そして月々は、朝晩の食事代とクラブハウス等の共有施設の維持・運営に必要な約8,500円、二人の場合は約16,000円となっている。

クラブハウスは居住者用の食事とコミュニティ活動のために準備されていて、元イトー・ヨーカドーの建物だったそのクラブハウスは圧倒的に大きい。現在、550名くらいいる居住者が千名くらいになったとしても十分収容可能な広さだ。

施設全景の模型、左が住居棟マンション、右がクラブハウス(左下)、クラブハウスのホールっl入口に、本日(15日)の行事予定の看板が出ていた(右下)。

クラブハウス全景(模型)  本日(15日)の行事
クラブハウスの全景(模型)        本日(15日)の行事


居住者のキョウイクとキョウヨウのために様々な工夫をしているが、朝晩必須となる食事に関しての工夫も感心するくらい多い。昼の食事は居住棟の部屋で調理することも出来るし、クラブハウスで済ますことも出来る。

サークル案内ボード  食堂フロア(2階)
サークル案内ボード          食堂フロア(2階)


サークルやアクティビティ用の教室やスペースは十分に取られているようだ。陶芸ルームは本格的、陶芸用の窯(右)まである、ハウス内には沢山の作品が展示されていた。

陶芸教室ルーム  絵画教室ルーム
陶芸教室ルーム(1階)         絵画教室ルーム(2階)


朝のラジオ体操や集会、ダンスホールなどに使われる多目的スペース、他にトレーニングジムスペースなどもある。総合クリニックエリアのスペースも確保されていて、今は歯科医のみオープンしていた。近くに専用グランドもある。

多目的スペース  総合クリニックエリア
多目的スペース             総合クリニックエリア


居住者の平均年齢は72歳、単身所帯が7割で、その内6割が女性という。健康でいつまでも動いていてもらおうというコンセプト、スタートは2010年、現在、50歳から93歳の方が居住中。追加の居住棟も建設中だ。
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最終更新日 : 2014-10-23

Comments







非公開コメント

本日の行事、サークル案内、総合クリニック

 新しい試みが定着しつつあることに、力強さを感じます。参考になる記事に感謝です。
 シニア向け分譲マンションの購買層はどのような方々なのか、普及の課題など知りたいことばかりです。 野火止用水
2014-10-22-07:26 野火止用水
[ 返信 ]

Re: 本日の行事、サークル案内、総合クリニック

はじめての試みなので注目を集めているようです。これからの主流ということにはならないでしょうが、こういう生活を希望するある程度の割合の層は間違いなくいるでしょうね。入会に必要な初期費用を追記しておきました。Junpei
2014-10-22-08:10 Junpei
[ 返信 ]