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青年団と浴恩館 小金井市

2023-04-18 (Tue) 05:44

小金井市緑町の住宅地に残る浴恩館公園。面積は1万4千平米と東京ドームの3割ほどの広さで、森林浴が楽しめそうなほど落葉樹が多く茂る。その公園の一画に市の史跡にも指定されている浴恩館がある。

浴恩館は、昭和初期から青年団講習所として使われた由緒ある建物で、その講習所長であった下村胡人の小説『次郎物語』の舞台にもなった建物とのことだ。が、今は、古資料・古文書・民具等の文化財を保存・展示する市の博物館施設(文化財センター)となっている。

青年団の活動が活発な時期・時代があり、その活動の拠点が日本青年館であり、分館としての浴恩館だった。

小金井市浴恩館230413
小金井市の史跡・浴恩館230413

青年団の活動はその後、自治体主導の公民館活動が戦後盛んになり、公民館が社会教育活動の拠点になったことで、地域青年団の役割も相対的に低下し、活動も下火となって昭和30年代後半には全て解散となっていったとのこと。

この日は、小金井市で熱心な公民館活動を続けているSさんのお声がけで一緒に浴恩館を訪ねた。浴恩館は、その昔(1949年)、第1回全国公民館指導者講習会が開催された場所でもあるという。この施設の隣に、小金井市・公民館の緑分館がある。

博物館施設としての浴恩館230413
博物館施設としての浴恩館230413

なるほど、小金井市教育委員会で発刊(2017年)した『「青年団と浴恩館」-大いなる道を求めて-』を読んで、現在の地域活動の拠点である公民館の出来る以前の世界、地域社会を引っ張っていた青年団というものが少し理解できた。

さて、その公民館。利用する人の数、グループ数、利用連を組織するグループ数、講座の開催数、イベント数、都公連・加盟市の数等々、俯瞰してみるとコロナ後の転換点に来ているように感じられる、当の東大和市でも、如何だろうか。

博物館施設としての浴恩館230413
博物館施設としての浴恩館230413


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最終更新日 : 2023-04-18

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