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サッチャー英元首相

2013-04-10 (Wed) 06:22

8日(月)夜、サーチャー英元首相死去のニュースが流れた。79年から90年までの11年間の首相在任中に、鉄の意志で数々の仕事を成し遂げた。...多くのマスコミの論調だ。

・「英国病」と名付けられた英国経済の不振、克服
・フォークランド紛争での決断
・冷戦終結への大きな役割
妥協を許さない政治姿勢と強い指導力があった。「サッチャーは英国を率いただけでなく、英国を救った」(英国・キャメロン首相)と称賛の言葉も。凄い人物が逝った。

英国経済の不振を克服...とひと言でいうが、国有企業の民営化、規制緩和、金融改革、労働組合の活動規制...、日本で起こっている過去の政治の動きからみても並大抵のことではない。

「相手」に対して単にどのような対応やテクニックを使うのかというレベルの話ではなく、卓越したポリシーや哲学があり、だからこそ強い指導者たらしめたのだろう。82年のフォークランド紛争、今でもあの時の対応(ニュース)が記憶に残る。

残っていた当時の手帳に、サッチャー元首相の講演会(大手町、1995年5月29日)に駆け付けた時のメモがあった。講演後に、堺屋太一も交えたパネルディスカッションを含めて2時間、新聞記事に応募しての講演会参加だった。

司会者からの数々の質問を、後ろに座る通訳からジックリと聞き、静かな語り口で言葉を選びながらも聴衆に解りやすく自分の意見(信念)を伝える、そして説くその姿勢というか力が凄い! 

聴きながら、私たちにはかなわないという強い印象が残った。(当時の日本は村山富一内閣、青島幸男が都知事選に勝利した直後だった) 晩年は「物忘れ」等、様々な病状を抱えていたようだが、87歳、凄い人物がまたひとり逝った。

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最終更新日 : -0001-11-30

Comments







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大変に貴重な講演を聞いたよし、凄い体験ですねー、うらやましい。傑出した人はその時々にしっかり勉強して、哲学、人生観を持ち、ぶれない。
故人に対し、二分の見方があるようですが、全てにOKの政治なんてあり得ないと思います、必要な事案を強力に進めたところが何処かの政治家と違うかも・・。
2013-04-10-08:37 さやまのサヤちゃん
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