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コロナ禍の公民館活動を問う

2021-12-14 (Tue) 07:47

コロナ禍での新しい生活様式が当たり前となって、2年近くが過ぎる。毎年、2月初旬に開催される東京都公民館研究大会(今年度は第58回)も前年に続くネット配信となり、その準備が進む。例年の大会の主な構成は、基調講演とそれに続く4つの課題別集会がある。

参加している都公連委員部会運営委員会はその第4課題別集会の企画・運営を担っている。土曜日(11日)、研究大会がネット配信となったことに伴う事前の課題別集会を日野市で開催した。これをネット配信に合わせてまとめ上げることになる。

課題別集会は、コロナ禍を乗り越えて動いた3市の活動事例から、「新たな公民館活動」への学びを深めるというもの。

第4課題別集会211211
都公連研究大会・事前の第4課題別集会

今回は、ピンチをチャンスにつなげた西東京市、国立市、国分寺市の事例発表と助言者役となっていただいた新藤浩伸氏(東京大学大学院教育学部准教授)の話を聞き、新たな活気ある公民館活動について考える研修会となった。

事例発表・西東京市
西東京市の事例発表

西東京市、準備万端整った公民館まつりがコロナ禍で中止となり、様々な意見交換の中からDVDの作成と上映会のネット配信を決める。収録の苦労、著作権の壁を乗り越え、「ひばりが丘フェスティバル」(動画)の完成で、市民の期待に応えたという内容。

国立市の事例発表
国立市の事例発表

国立市、外国人留学生と地域住民との国際交流を深めるボランティア団体・WINGの活動。コロナ禍で、活動が止まり会の存続が問われる事態に。若い会員のリモート案を取り入れ、今は国内の留学生だけでなく海外からの大勢の参加者を得る活動に繋がったという事例。

国分寺市の事例発表
国分寺市の事例発表

国分寺市、もとまち公民館が「市民がつくる講座」を東京学芸大学の学生と一緒に取り組んでいる。コロナ禍の状況の中で、学生が中心となったオンラインでの準備会、制約の多い中での講座運営と、2年間の若者と子供を公民館にとり込む好事例が学生たちによって発表された。

第4課題別集会の様子
第4課題別集会(ミニ集会)の様子

助言者の新藤浩伸氏からは、3つの事例活動への助言とともに、「私たちはこの2年間で何を経験してきたか」と題する講話が。オンライン化も当然重要だが、何のためか、いま何を大切にすべきか。それは人間として落ち着きのある時間、空間を守ることではないか。社会教育の原点を問う、という言葉がズシリと響いた。

さて、ひるがえって我が東大和市の公民館活動、コロナ禍のこの2年間で何を学んだか。公民館についての学びを深めるよい機会となった。ネット配信を通じて多くの公民館関係者に、この学びを伝える工夫がこれから求められる。

東京都公民館連絡協議会のホームページ(掲載予定)はこちら。
👉 https://tokyokouminkan.wixsite.com/tokoren 


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最終更新日 : 2021-12-14

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