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初夏の道南と北東北(八戸) 3

2019-07-18 (Thu) 05:57

6月末の初夏の道南と北東北(八戸)の旅。先日のブログ記事( 初夏の道南と北東北(八戸) 2 )、その続き、そして最終かな。

3日目は大半が移動日、江差を発ち、函館から青函フェリーで青森港(所要4時間)、新青森駅から新幹線で八戸に、仕事でひと足早く帰路につく2人とはここで別れ、うみねこレール八戸市内線で所要16分程の小中野駅へ。この日の宿、新むつ旅館に到着したのは17時半を過ぎていた。

新むつ旅館、昔は新陸奥楼の名前で長い間、「貸座敷」として営業、昭和 32年、売春防止法制定を機に、「新むつ旅館」に生まれ変わった。百年以上の歳月を経てなお、そんな風情を残している。2006年、国の登録有形文化財に登録されている。

新むつ旅館290623新むつ旅館のY字階段
元遊郭街に1件だけ現存する建物・新むつ旅館

宿を経営する女将(川村紅美子さん)から聞いた新むつ旅館の話と自身の生い立ちは、ドラマチックで面白い!また、置いてあったこの宿の宿帳も大変に興味深い。宿は、昨年刊行された新潮社の「遊郭に泊まる」(関根虎洸著)の表紙を飾って紹介されるなど、マスコミにも何度か取り上げられている。

地元紙の表紙を飾ったオカミ新むつ旅館宿帳190624
地元紙(6月号)の表紙を飾った女将(左)と宿の昔の宿帳(右)


八戸市内の散策はこの宿を拠点に、古い町並みを眺めながらの陸奥湊駅前の朝市(八戸市営魚菜市場)、陸奥男山で知られる八戸酒造の蔵見学、八戸港を望む館鼻公園など。

八戸市営魚菜市場190624駒井酒造店190624
八戸市内の散策での市営の魚菜市場(左)と駒井酒造店の蔵見学(右)


最後に今回の旅で利用した他の宿にも触れておこう。旅のコスパも重視する名幹事U君の選んだ函館は、函館山ゲストハウス、江差では、繁次郎番屋。どちらも食材を買い込んでの自炊ができる宿。

函館ゲストハウス190621繁次郎番屋190622
初日の函館山ゲストハウス(左)と2日目の繁次郎番屋(右)


函館山ゲストハウス:
市街や函館湾の景色を一望するゲストハウスは、伝統的な和風の建物を利用した宿泊施設。アンティークの品が飾られたベーシックな部屋、無料Wi-Fi、無料駐車場がある。食事の提供はない。谷地頭温泉まで徒歩10分、函館山展望台まで車で10分以内。冬季は休業となる。

繁次郎番屋:
ニシン番屋を模した番屋小屋、窓辺に日本海の朝夕の情景が広がる簡易宿泊施設。洋間フローリングと畳敷きの両方が揃う居室に、ベッドや布団はもちろん、ガスコンロ付きのキッチン、冷蔵庫、ユニットバスもついていて、手軽に浜辺の別荘体験をすることができる。12月1日~3月末までは休業となる。

今回の「粋な仲間」と称する旧友たちとの3泊4日、宿での初日と2日目はまるで部活の合宿みたい、3日目はやっと鄙びた(?)旅館の夕朝食を味わう、よく食べて、よく飲んで、よく語った楽しい旅ではあった。次は旅のアルバム完成時期に合わせた反省会が待たれる。

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最終更新日 : 2019-07-18

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