公民館研究大会 締切迫る！

毎年続けられている、公民館活動のあり方を探る東京都公民館研究大会(第55回)が今年度も開催される。今回のメインテーマは「どうなる？どうする？社会教育」となっていて、期日はH31 年2月03日(日)、会場は東大和市中央公民館。

様々な要因から、公民館制度開始当時あった社会的課題も大きく変わってきた近年、公民館に代表される社会教育を取り巻く環境も変化をみせつつある。公民館・図書館・博物館を教育委員会から市長部局へ移管する等の検討も進められている。

そんな状況下にはあるからこそか、教育の力をどのように発揮するのか、任せる地域づくりから、住民が自ら参画する力に学びの力をどのように結びつけるのか、改めて探る大会の準備が進んでいる。

第55回東京都公民館研究大会の案内チラシと開催趣旨

午前が全大会としての講演、午後からは4つの課題別集会(分科会)を持つかたちで計画され、その第四課題別集会の企画運営に今回は携わっている。

・全大会(基調講演)：どうなる？どうする？社会教育
　～連携・協働・参加の成果を発信しよう～(東京大学大学院教授 牧野篤氏)
・第一課題別集会：社会教育関係団体に”地域への貢献”は求められるべきか
・第二課題別集会：地域づくり事業の実践～多摩コンファレンス～
・第三課題別集会：市民と職員の相互作用を考える
・第四課題別集会： 公民館講座受講後の展開～学びを活かして活動するには～

第四課題別集会は、2つの市(西東京市、国分寺市)の事例発表と、他に7市のパネル掲示(ポスター発表)を予定していて、参加者は他市の「学びを活かして活動している事例」を聞いて、見て、話し合い、どのように自分たちの活動に活かしていけるかを考える流れとなっている。

各課題別集会には、それぞれ社会教育や公民館に詳しい大学教授、講師等も助言者として参加することになっていて、第四課題別集会は、昨年に続き倉持伸江氏(東京学芸大学准教授)に助言者をお願いしている。

・日　時　：　2019年(平成31年) 2月 3日(日)　午前10時　～　午後4時
・会　場　：　東大和市立中央公民館他
・参加費 ：　千円
・申込み ：　公民館または社会教育施設経由での申込書による　締切は12月14日(金)
・問合せ ：　社会教育部中央公民館事業係(042-564-2451)まで。

地域での活動に公民館を利用する人たちにとって、公民館を利用して活動することの意味を改めて確認する場にもなるだろう。大会事務局では、公民館関係者や社会教育関係者、生涯学習関係者のみならず、より多くの市民に参加を呼び掛けている。