2012-11-28 (Wed) 08:56 ✎
先日(11/18)、NHKの放送番組(NHKスペシャル、がんワクチン治療)をみた。
日本人の2人に1人がかかると言われる“がん”。これまでのおもな治療法は外科手術、抗がん剤、放射線の3つだが、番組では、最近注目されている「がんワクチン治療」のことを特集していた。
がんワクチン治療は患者自身の免疫力を高め、がん細胞を攻撃するもので、副作用が少なく、月に数回通院して注射を受けるだけという利便性がある。日本では臨床試験の段階で、その効果に救われる人も出てきている。すい臓がんで、もう治療法がないと言われたものの肝臓に転移した腫瘍が消え、家族旅行を楽しめるまでに回復した50代の主婦のことが紹介されていた。
参考 : NHKスペシャル公式紹介サイト
がんワクチンはがんの種類によって異なり、米国では既に2年半前に前立腺がんのがんワクチンが新薬として認可されている。官民一体となった開発体制が効果をあげているようだ。そして、現在は各国で様々ながんワクチンの効果を確認する臨床試験の段階に入っているとのこと。
治験のステップでは第一の安全性の確認、そして第二の有効性の確認、第三の多人数での比較ステップがあり、番組では特に日本のすい臓がんワクチンの治験第三の「比較」段階の様子をドキュメントで伝えていた。
が、治験に参加することになった患者さんの内、効果の比較のために1/3にはプラセボと称する偽薬が投与されること、また、番組で紹介された患者さん等の7人中4人は既に、様々な理由でこの治療を止めたという厳しい現実も紹介されていた。
24日(土)、今年7月にすい臓がんで逝った友人の墓参りに元の職場の連中と北松戸に行ってきた。すい臓がんと判明したのは昨年の10月だった。がんワクチンの開発で治験のステップにおよそ2年以上、製品化にはさらに数年を要するようだ。すい臓がんは病気の進行も早く、がんワクチンの開発が急がれる。
日本人の2人に1人がかかると言われる“がん”。これまでのおもな治療法は外科手術、抗がん剤、放射線の3つだが、番組では、最近注目されている「がんワクチン治療」のことを特集していた。
がんワクチン治療は患者自身の免疫力を高め、がん細胞を攻撃するもので、副作用が少なく、月に数回通院して注射を受けるだけという利便性がある。日本では臨床試験の段階で、その効果に救われる人も出てきている。すい臓がんで、もう治療法がないと言われたものの肝臓に転移した腫瘍が消え、家族旅行を楽しめるまでに回復した50代の主婦のことが紹介されていた。
参考 : NHKスペシャル公式紹介サイト
がんワクチンはがんの種類によって異なり、米国では既に2年半前に前立腺がんのがんワクチンが新薬として認可されている。官民一体となった開発体制が効果をあげているようだ。そして、現在は各国で様々ながんワクチンの効果を確認する臨床試験の段階に入っているとのこと。
治験のステップでは第一の安全性の確認、そして第二の有効性の確認、第三の多人数での比較ステップがあり、番組では特に日本のすい臓がんワクチンの治験第三の「比較」段階の様子をドキュメントで伝えていた。
が、治験に参加することになった患者さんの内、効果の比較のために1/3にはプラセボと称する偽薬が投与されること、また、番組で紹介された患者さん等の7人中4人は既に、様々な理由でこの治療を止めたという厳しい現実も紹介されていた。
24日(土)、今年7月にすい臓がんで逝った友人の墓参りに元の職場の連中と北松戸に行ってきた。すい臓がんと判明したのは昨年の10月だった。がんワクチンの開発で治験のステップにおよそ2年以上、製品化にはさらに数年を要するようだ。すい臓がんは病気の進行も早く、がんワクチンの開発が急がれる。
最終更新日 : 2015-12-31