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もしも、がんが再発したら

2018-03-17 (Sat) 07:34

先日のブログ記事( 帯状疱疹といわれたら... )で自身の体調のことに触れたので、もう少し付け加えたい。「もしも、がんが再発したら」、ブログ記事としてはショッキングな題だが、これは紹介する本のタイトルである。

この本(国立がん研究センターがん対策情報センター編著、英治出版刊)は、再発がんの体験者とがんの専門家が集い、がんの再発という事態に直面した人に、信頼できる情報をわかりやすく提供し、これからの治療や生き方を決めていくための手伝いをする目的でつくられた。

「再発」とは、「転移」とは、「血行性転移」・「リンパ行性転移」とは、「局所再発」・「領域再発」とは、丁寧にわかりやすく解説されている。

もしも、がんが再発したら 退院の朝180222
「もしも、がんが再発したら」の表紙(左)と2度目の手術で退院の朝(築地市場、右)


担当医から昨年の11月に2度目の手術を勧められた、冷静に受け止めようとはしたが大きな衝撃だった。がん患者には「再発」という言葉から遠ざかっていたいという気持ちがある。この本は、「自分にとって必要な内容をみつけて読んでください」という優しいツクリ(章立てがない)となっている。

内容は、はじめに、がんの再発・私たちの体験、再発・転移とは、再発がんを治療する、痛みについて、体や心の不調に対処する、臨床試験に参加するには、未承認薬について..、随所に、多くの再発がん体験者からの伝えたい言葉が載っている。患者必読の書といえる。

生涯で2人に1人ががんを経験する時代、この先がんとの長い付き合いが続くようだ。

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最終更新日 : 2018-03-18

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